中津川市議会 > 2020-06-29 >
06月29日-03号

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  1. 中津川市議会 2020-06-29
    06月29日-03号


    取得元: 中津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    令和2年第3回定例会令和2年第3回中津川市議会定例会会議録(第3号)======================== 令和2年6月29日(月)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2 議第 47号 中津川市市長等の損害賠償責任の一部の免責に関する条例の制定について第 3 議第 48号 中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第 4 議第 49号 中津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について第 5 議第 50号 中津川市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等又はこれらに準ずる者とすることにつき同意を求めることについて第 6 議第 52号 中津川市介護保険条例の一部改正について第 7 議第 53号 中津川市国民健康保険条例の一部改正について第 8 議第 54号 財産の取得について第 9 議第 46号 令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)第10 議第 56号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第11 議第 57号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第12 議第 58号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第13 議第 59号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第14 議第 60号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第15 議第 61号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第16 議第 62号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第17 議第 63号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第18 議第 64号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第19 議第 65号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第20 議第 66号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第21 議第 67号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第22 議第 68号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第23 議第 69号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第24 議第 70号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第25 議第 71号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第26 議第 72号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第27 議第 73号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第28 議第 74号 中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて第29 議第 55号 令和2年度中津川市一般会計補正予算(第7号)第30 議第 75号 新型コロナウイルス対策に関する意見書について ――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員指名日程第 2 議第47号日程第 3 議第48号日程第 4 議第49号日程第 5 議第50号日程第 6 議第52号日程第 7 議第53号日程第 8 議第54号日程第 9 議第46号日程第10 議第56号から日程第28 議第74号日程第29 議第55号日程第30 議第75号 ――――――――――――――――――◯出席議員  21名  1番        糸魚川伸一君  2番        宮嶋寿明君  3番        長谷川透君  4番        吉村孝志君  5番        黒田ところさん  6番        森 益基君  7番        水野賢一君  8番        島崎保人君  9番        柘植貴敏君 10番        木下律子さん 11番        牛田敬一君 12番        吉村浩平君 13番        岡崎隆彦君 14番        勝  彰君 15番        田口文数君 16番        櫛松直子さん 17番        大堀寿延君 18番        三浦八郎君 19番        粥川茂和君 20番        鷹見憲三君 21番        鷹見信義君 ――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者 市長         青山節児君 副市長        大井久司君 理事         木村研一君 政策推進部長     今井亨君 総務部長       渡邉 卓君 定住推進部長     伊藤恵之君 市民福祉部長     坪井 透君 農林部長       田口茂和君 商工観光部長     園原和博君 文化スポーツ部長   丹羽史久君 リニア都市政策部長  小椋匡敏君 建設部長       早川泰典君 環境水道部長     高橋淳一君 病院事業部長     松原康史君 市公室長       高木 均君 ――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者 事務局長       嶋崎雅浩君 書記         野村充久君 書記         鈴木美幸さん 書記         青木真之介君 書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――  令和2年6月29日(月曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――― △表彰の伝達 ○議長(岡崎隆彦君) おはようございます。 会議を開く前に、本会議場におきまして、表彰状の伝達を行いたいと思います。 本日伝達いたします表彰状は、全国市議会議長会からお受けになったものです。 表彰状の伝達を行います。 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) それでは、表彰状の伝達を議長から行っていただきますので、よろしくお願いいたします。  〔議長・岡崎隆彦君、壇上へ〕 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) お名前を申し上げます。一般表彰、正・副議長在職4年、17番・大堀寿延議員。  〔17番・大堀寿延君登壇〕 ○議長(岡崎隆彦君) 表彰状。中津川市 大堀寿延殿。 あなたは市議会正・副議長として4年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第96回定期総会に当たり本会表彰規定によって表彰いたします。令和2年5月27日、全国市議会議長会会長野尻哲雄。 おめでとうございます。  〔表彰状授与・拍手〕 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) 続きまして、一般表彰議員在職15年、19番・粥川茂和議員。  〔19番・粥川茂和君登壇〕 ○議長(岡崎隆彦君) 表彰状。中津川市 粥川茂和殿。 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第96回定期総会に当たり本会表彰規定によって表彰いたします。令和2年5月27日、全国市議会議長会会長野尻哲雄。 おめでとうございます。  〔表彰状授与・拍手〕 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) 以上の皆様でございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 以上をもちまして、表彰状の伝達を終わります。 ―――――――――――――――――― ○議長(岡崎隆彦君) これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(岡崎隆彦君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) 報告いたします。 本日の会議に提出された議案は、市長提出28件、議員提出1件であります。 次に、地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下13名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。以上でございます。 ――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(岡崎隆彦君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長柘植貴敏君。  〔議会運営委員長柘植貴敏君登壇〕 ◆議会運営委員長柘植貴敏君) 6月25日に議会運営委員会が開催されておりますので、報告します。 日程第1、追加議案について、農業委員会委員の任命につき同意を求める人事案件19件並びに補正予算1件が追加提出されました。 日程第2、付託委員会について、人事案件については付託を省略し即決、補正予算については予算決算委員会に付託となります。 日程第3、議員提出議案について、新型コロナウイルス対策に関する意見書について、本日議員提出議案として上程いたします。私、議会運営委員長から提案させていただきますのでよろしくお願いいたします。 日程第4、6月定例会最終日議事日程について、タブレットに配信されております進行のとおりです。補正予算のうち、議第46号については起立採決となりますのでよろしくお願いいたします。 日程第5、9月定例会日程について、タブレットに配信されておりますが、8月27日から9月23日が最終日となりますが、引き続き24日から10月5日まで、決算認定により会期の延長がありますのでよろしくお願いいたします。 日程第6、市民と議会の対話集会について、5月26日の議運で会派持ち帰りとなった改善検討事項について各会派の意見を伺いましたが、今年度の開催についてはコロナ対策でクリアしなければならない課題があり、7月の議運で協議しますので、議運資料チェックシートを参考に、必要な事項について各会派で検討してきていただくようお願いいたします。 日程第7、その他、①議運日程について、7月議会運営委員会の開催を令和2年7月21日火曜日、午前10時からに決定しました。 ②けんぱちく弁当昼食会について、今年度はけんぱちく弁当昼食会は、コロナ対策上実施しないこととしましたが、けんぱちくん弁当を取り扱う店舗が増えていることもあり、取り寄せなどについては各会派それぞれの判断で対応願います。 ③としまして全員協議会の開催について、総務部長から国土強靭化地域計画案、立地適正化計画案について説明したい旨の依頼があり、8月11日火曜日に全員協議会を開催することとしました。この日は議員連絡協議会タブレットで行う予定でしたが、変更し、議場にて行います。連絡協議会終了後、全員協議会を行いますのでご承知願います。 ④行財政改革推進プランについて、例年6月議会の最終日に合わせて中津川市行財政改革推進プランを提出しておりましたが、新型コロナの影響が大きく、プランの柱となる歳入について市民生活への影響を考慮し、現時点での公表は見送り、コロナ収束後に改めて公表する旨の説明が総務部長からありましたので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 ―――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名
    ○議長(岡崎隆彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   5番・黒田ところさん   6番・森 益基君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第2  議第47号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第2、議第47号・中津川市市長等の損害賠償責任の一部の免責に関する条例の制定についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。総務企画委員長・森 益基君。  〔総務企画委員長・森 益基君登壇〕 ◆総務企画委員長(森益基君) おはようございます。 ただいま議題となりました日程第2、議第47号・中津川市市長等の損害賠償責任の一部の免責に関する条例の制定について、総務企画委員会の審査結果並びに経過についてご報告申し上げます。 結論から申し上げますと、全会一致原案可決であります。 議案書は11ページ及び委員会資料をご参照ください。 制定の背景は、平成29年6月の地方自治法改正により、長などの損害賠償責任の見直しが行われ、令和2年4月1日より施行されたことによるもので、内容は、善意でかつ重大な過失がないときは、自治体の長などの自治体に対する損害賠償責任のうち、政令を参酌した一定額を超える部分を免除することができるようになったものであります。 詳細については、委員会資料をご参照ください。 施行期日は公布の日との説明を受け、質疑に入りました。1点のみ申し上げます。 過去の損害賠償の件数及び額についての質疑に、過去10年で8件の住民訴訟がありましたが、市長などへ損害賠償を請求したものはありませんとの回答でした。 以上のような審査経過により、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案可決となりました。 以上で総務企画委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第47号・中津川市市長等の損害賠償責任の一部の免責に関する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第3  議第48号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第3、議第48号・中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。文教民生委員長吉村孝志君。  〔文教民生委員長吉村孝志君登壇〕 ◆文教民生委員長吉村孝志君) おはようございます。 ただいま議題となりました日程第3、議第48号・中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、文教民生委員会の審査の結果及び経過について報告を行います。 結論から申し上げまして、全会一致原案可決であります。 議案書は13ページです。 委員会資料をご覧ください。 趣旨は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い改正するものです。 改正の背景と理由は、子ども・子育て支援制度施行後5年の見直しに係る対応方針についてにおいて、卒園後の受入先確保のための連携施設の確保の基準の見直し及び居宅訪問型保育を実施できる対象を明確化すべきとされたことを基に、条例が従うべきとされている家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が令和2年4月1日に改正されたことに伴い、条例を改正するものです。 改正の内容は2点ありまして、1点目は、利用乳幼児に係る保護者の希望に基づき、引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合には、家庭的保育事業所等卒園後の連携施設の確保は不要になること。2点目は、保護者の疾患や障害等により家庭において養育を受けることが困難になる乳幼児に対し、保育の提供が可能であることを明確化するものです。 市民への影響は、1点目が、連携施設の確保の見直しにより家庭的保育事業等の施設にとって新規開設しやすくなること、2点目は、市内には居宅訪問型保育事業者がいないため影響はないとのことでした。 施行期日は、公布の日であります。 以上の説明を受け、質疑に入りましたが、質疑なく、採決に入りました。採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案可決であります。 以上で文教民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第48号・中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第4  議第49号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第4、議第49号・中津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に対し、委員長の報告を求めます。文教民生委員長吉村孝志君。  〔文教民生委員長吉村孝志君登壇〕 ◆文教民生委員長吉村孝志君) ただいま議題となりました日程第4、議第49号・中津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、文教民生委員会の審査の結果及び経過について報告を行います。 結論から申し上げまして、全会一致原案可決であります。 議案書は15ページです。 委員会資料をご覧ください。 趣旨は、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い改正するものです。 改正の背景と理由は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準において、連携の要件が緩和されたことに伴い、中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正と連動して整備を行うものです。 改正の内容は、教育・保育給付認定保護者の希望に基づき、引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合には、地域型保育事業所卒園後の受入先確保のための連携施設の確保は不要となります。 市民への影響は、連携施設の確保が不要になることで、地域型保育事業者にとって新規開設がしやすくなることです。 施行期日は、公布の日であります。 以上の説明を受け、質疑に入りましたが、質疑なく、採決に入りました。採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案可決であります。 以上で文教民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第49号・中津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第5  議第50号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第5、議第50号・中津川市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等又はこれらに準ずる者とすることにつき同意を求めることについてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。産業建設委員長水野賢一君。  〔産業建設委員長水野賢一君登壇〕 ◆産業建設委員長水野賢一君) ただいま議題となりました日程第5、議第50号・中津川市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等又はこれらに準ずる者とすることにつき同意を求めることについて、産業建設委員会審査経過並びに結果についてご報告申し上げます。 結論から申し上げますと、全会一致原案同意であります。 議案書17ページ及び委員会資料をご参照ください。 趣旨としましては、農業委員会等に関する法律施行規則第2条第2号の規定により、中津川市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者またはこれらに準ずる者としたいので、議会の同意を求めるものであります。 概要としましては、農業委員会委員の改選に伴い、定数19人のうち「認定農業者等又はこれらに準ずる者」の人数が9人(認定農業者3人、これらに準ずる者6人)で過半数を下回ることになった。農業委員会等に関する法律により、原則として認定農業者農業委員の過半数を占めなければならないが、農業委員会等に関する法律施行規則に定める認定農業者等が委員の過半数を満たせない場合は例外規定を適用することができる。例外規定適用の基準としては、市内の認定農業者数農業委員の定数の8倍を下回る場合で、中津川市の場合は記載のとおりそれに該当します。例外規定適用の条件としては、記載のとおりA、B、Cの3つがあり、今回の同意を求める事項としては、例外規定適用の条件のうちBの少なくとも4分の1を認定農業者等またはこれらに準ずる者とすることを議会に同意を求めるものであります。 以上の説明を受け、質疑に入りました。 主なものをご紹介します。 1点目、認定農業者またはこれらに準ずる者の割合が減るということであるが、農業委員会の役割について懸念されることはないかという質疑に対しては、これまでの3年間も認定農業者またはこれらに準ずる方が10名という状況で業務を遂行しており、特に問題はなく、今回1名減の9名ということになるが、特に問題はないものと考えているという答弁でした。 2点目、農業委員のほとんどが認定農業者になると、当市の場合、小規模の兼業農家が多く、そういった人の意見が拾われなくなる可能性があると考える。特に旧郡部に行くと小さな田んぼの持ち主も多いので、一般的な農業者を代表するような方をある程度農業委員に置くべきと考えるかどうかという質疑に対しては、農業委員には地域によっては推進委員も見えるので、その方と一体となって小規模農家も含めて地域の農業を守っていくよう取り組んでいるという答弁でした。 3点目、改選後の結果として、なぜ過半数を下回る結果になったのか、募集の段階でできるだけ認定農業者でというお願いをしたらどうか、今後どう認定農業者を補っていくのかという質疑に対しては、あくまでも地域の推薦という形を取っており、本人の応募と推薦による結果としてこういう状況になったものである。募集の段階で当然その地域の中でできるだけ認定農業者の方にお願いしたい旨の依頼はしている。県内で認定農業者が過半数を占めているのは高山市のみという実態もある。3年後の改選期には、認定農業者が過半数を占めるよう努力していくという答弁でした。 以上のような質疑を終え、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案同意であります。 以上で報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第50号・中津川市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等又はこれらに準ずる者とすることにつき同意を求めることについてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は同意であります。 本案は、委員長の報告のとおり同意することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第6  議第52号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第6、議第52号・中津川市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。文教民生委員長吉村孝志君。  〔文教民生委員長吉村孝志君登壇〕 ◆文教民生委員長吉村孝志君) ただいま議題となりました日程第6、議第52号・中津川市介護保険条例の一部改正について、文教民生委員会の審査の結果及び経過について報告を行います。 結論から申し上げまして、全会一致原案可決であります。 議案書は3ページです。 委員会資料をご覧ください。 趣旨は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少したこと等による保険料の減免をするため改正するものです。 改正の背景と理由は、国が緊急経済対策として、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少したこと等による保険料の減免に対する財政支援をすることを踏まえ、被保険者に対する保険料の減免をするため改正するものです。 改正の内容ですが、減免する保険料は、令和元年度分及び令和2年度分の保険料であって、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に普通徴収の納期限が設定されているもの、また特別徴収の場合にあっては特別徴収対象年金給付の支払い日が設定されているものです。 減免の対象者は、新型コロナウイルス感染症により、その属する世帯の生計を主として維持する者が死亡し、または重篤な傷病を負った65歳以上の第1号被保険者及び新型コロナウイルス感染症の影響により、その属する世帯の生計を主として維持する者の事業収入等の減少が見込まれる65歳以上の第1号被保険者であって、事業収入等のいずれかの減少額が前年の当該事業収入等の額の10分の3以上、また減少することが見込まれる事業収入等に係る所得以外の前年の所得の合計が400万円以下のいずれにも該当する方です。 市民への影響は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた65歳以上の被保険者に対して、保険料が軽減されます。 施行期日は公布の日で、令和2年2月1日から適用となります。 以上の説明を受け質疑に入りました。 主な質疑を1点紹介します。 コロナの影響で収入が減少したことを判断する基準はありますかという質疑に対し、新型コロナウイルス感染症の影響は、感染防止や蔓延防止の措置による影響全てになりますので、学校の休業、営業自粛、休業要請等で働けなくなった方など、直接的・間接的に経済や社会全体に大きな影響を与えられたことを踏まえ、生活が困難となっている被保険者の支援となるので柔軟に対応しますとの答弁でございました。見込額の判定は、最近1か月の給料と比較、1月から4月の4か月間の給料を比較するなど、前年の10分の3以上の減少が見込まれる者が今回の減免の対象となる方であります。 以上の質疑を終え、採決に入りました。採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案可決であります。 以上で文教民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第52号・中津川市介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第7  議第53号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第7、議第53号・中津川市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。文教民生委員長吉村孝志君。  〔文教民生委員長吉村孝志君登壇〕 ◆文教民生委員長吉村孝志君) ただいま議題となりました日程第7、議第53号・中津川市国民健康保険条例の一部改正について、文教民生委員会の審査の結果及び経過について報告を行います。 結論から申し上げまして、全会一致原案可決であります。 議案書は6ページです。 委員会資料をご覧ください。 趣旨は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減収したこと等による保険料の減免等をするため改正するものです。 改正の内容は2点ありまして、1点目が、令和元年度分及び令和2年度分の保険料であって、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限が設定されている保険料を減免するもの、2点目が、徴収猶予の適用期間「3か月以内」を「6か月以内」に延長するものです。 ここで添付資料をご覧ください。 保険料の減免対象となる世帯は、新型コロナウイルス感染症により主たる生計維持者が死亡し、または重篤な傷病を負った世帯は保険料を全額免除、またはコロナウイルスの影響により主たる生計維持者の収入減が見込まれる世帯は、保険料の一部が減額となります。 委員会資料に戻っていただきまして、市民への影響ですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた被保険者に対して、保険料負担が軽減されます。 施行期日は公布の日で、令和2年2月1日から適用となります。 以上の説明を受け、質疑に入りました。 主な質疑を紹介します。 1つ目が、新型コロナウイルスが令和3年3月31日までに収束した場合は条例を変更しますかという質疑に対し、収束に向かっても今年度いっぱいこの規定については変更なく、令和3年3月31日までと考えています。 2点目が、感染の対策が来年3月31日を超えて続く場合、日にちを変えるような条例をつくりますかという質疑に対し、国の基準もありますので、今後のコロナ禍の状況により対策を考慮し、基準に沿った形で適用させていただきます。 3つ目が、国民健康保険料について、市民からの相談はありましたかという質疑に対し、新型コロナウイルス感染症による猶予、減免を含めた納付相談件数は、6月17日現在で51件ありました。そのうち納付猶予の申請は7件受け付けており、減免、猶予の決定件数は4件です。 以上の質疑を終え、採決に入りました。採決の結果、冒頭申し上げましたとおり全会一致原案可決であります。 以上で文教民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第53号・中津川市国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第8  議第54号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第8、議第54号・財産の取得についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。総務企画委員長・森 益基君。  〔総務企画委員長・森 益基君登壇〕 ◆総務企画委員長(森益基君) ただいま議題となりました日程第8、議第54号・財産の取得について、総務企画委員会の審査結果並びに経過についてご報告申し上げます。 結論から申し上げますと、全会一致原案可決であります。 議案書8ページ及び委員会資料をご参照ください。 取得の理由と種別は、消防施設設備整備計画に基づき、老朽化した中消防署の救助工作車1台を更新。契約の方法は指名競争入札で、契約金額は1億1,363万円です。 そのほかは資料に記載のとおりです。 以上の説明を受けた後、質疑に入りました。 主なものを3点申し上げます。 更新車両の規格に変わりはあるのかとの質疑に、現在の工作車の規格とほぼ変わりはありませんが、積込資機材などの関係で、車両が4トンから5.5トンと大きくなりますとの回答。過去5年間の出場回数はどれくらいでしょうかとの質疑に、過去5年間で277件の出場をしています。最も多いのが交通事故対応の出場でしたとの回答。もう一点、近隣の市町村への出場はあるのかとの質疑には、応援協定を結んでいる市町村には要請により出場しますとの回答。 以上のような審査経過により、採決の結果、冒頭申し上げたとおり全会一致原案可決となりました。 以上で総務企画委員会の報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第54号・財産の取得についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第9  議第46号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第9、議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。予算決算委員長・粥川茂和君。  〔予算決算委員長・粥川茂和君登壇〕 ◆予算決算委員長(粥川茂和君) ただいま議題となりました日程第9、議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)について、予算決算委員会の報告を申し上げます。 議案の審査結果は、賛成多数、原案可決であります。 補正額は4億7,051万7,000円の増額でございます。 執行部からの説明及び審査経過につきましては、議員全員の予算決算委員会でありまして、皆さんご周知のとおりでありますので割愛をさせていただきます。 以上で報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。10番・木下律子さん。  〔10番・木下律子さん登壇〕 ◆10番(木下律子さん) 議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)の反対討論を行います。 まず、お金の使い方の問題です。 3億6,000万円あれば、医療機関でのPCRの検査費用は実費で1万5,000円とのことなので、2万4,000人分の検査ができます。医療・介護従事者をはじめ必要な人にPCRや抗体検査を実施し、新型コロナウイルスの陽性が出た人を隔離し、感染防止と経済活動の両立を図ることができます。 次に、学校教育について述べます。 加子母の小・中学校で、コロナウイルスの感染防止のために学校の休校中にオンライン授業が行われ、テレビでも報道されました。そのことについて反対するものではございません。GIGAスクール構想とは別物ですので、GIGAスクール構想について、5点について問題点を指摘します。 GIGAスクール構想は、オンラインだけではありません。最大の狙いは、昨年12月13日の経済財政諮問会議で安倍首相が、パソコンが1人当たり1台となることが当然だということを国家の意思として明確に示すと発言したことを受けて、経済対策としてGIGAスクール構想の実現(2,318億円)を含む補正予算案を閣議決定したように、IT産業や教育産業からの要請を受けての経済対策なのです。 2点目、教育のICT化や1人1台端末が子どもと教育に及ぼす効果や影響についての研究・検証も十分に行われていないまま導入を強行しようとするもので、学校現場から懸念する声が上がっているそうです。子どもと教育への影響についての検討を後回しにし、とにかく国家プロジェクトとして位置づけ、公教育への民間産業の参入を促進する経済対策として導入するものです。 3点目、政府・文科省は、一人一人の子どもたちの学習ログを蓄積し、AIを活用することで最適化された課題を提供し、異なる課題に取り組むことで公正に個別最適化された学びが実現するとしています。しかし、今、経済政策として強引にICT化を進めれば、子どもたちが協働の学びを進め、人間的な触れ合いを通じて育む本来の教育を大きく阻害する危険性がございます。人格の完成を目指す教育に直接責任を負う教師の専門性を否定するものです。また、子どもたちの学習ログを蓄積したビッグデータを活用することは、民間教育産業や巨大IT産業による教育や生活への介入・支配につながる危険性すらございます。さらに、ICT機器の活用を推進することによる子どもの体や心の成長・発達への影響について、多くの専門家から問題が指摘されております。 4つ目、文科省は、令和5年度までに小・中全学年で達成するとの当初の計画を、このコロナ禍に乗じて前倒しして今年度でやるとしていますが、通信ネットワーク配備に関する経費の半分と、導入後の運用保守・保証などのランニングコストや有償ソフトウエアに関する経費の全額は地方自治体の負担であり、地方自治体財政に大きな負担をかけるものです。 5つ目、GIGAスクール構想の導入により、公教育への民間産業の参入で公教育の民営化を促進しようとするのが政府・財界の意図です。 最後に、コロナ禍を経験して今教育に必要なことは、子ども・教育への影響や教職員の実情を無視し、経済政策としてGIGAスクール構想を押しつけることではありません。やるべきことは、正規の教師を大幅に増やし、一人一人の子どもたちに行き届いた教育を保障する少人数学級こそ実現することでございます。 以上、ぜひ子どもたちのために、教師のために、コロナ禍で苦しむ人々のためにご賛同してくださいますようお願い申し上げ、反対討論を終わります。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 続いて、14番・勝  彰君。  〔14番・勝  彰君登壇〕 ◆14番(勝彰君) 議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)、中津川市GIGAスクール構想の実現についての賛成討論を行います。 予算決算委員会が開催された6月23日、夕方のニュースで、日本で造られたスーパーメガコンピューター富岳が世界一になったという報道がありました。2日後には新型コロナ予防対策に活用したいとの新聞報道がありました。世界一になったのは9年ぶりであります。 18世紀の工業化の時代の後は情報化時代が来る、2000年代は情報産業革命元年になると言われています。様々な産業がインターネットでネットワーク融合される時代になると予想されています。例えば、AIを使った自動車運転、医療現場では3年以内には糖尿病や認知症など20種類の病気の発病可能性を予測できる研究開発を進めています。産業界では情報でつながり、日々技術革新に取り組んでおります。 21世紀は、人々が地球規模で活動する国際的な時代、膨大な情報が発信される大量情報化時代です。こうした時代を生き抜く子どもたちにつけたい力、つけてやらなきゃならない力が4つあると思います。 1つ目が、自分の人生をたくましく生きていく生活や学習の基礎・基本の力をきちんとつけること。2つ目は、周りの人や自然に対し、思いやり、優しさの心を持ち、共に生きる共存できる力をつけること。3つ目は、グローバルな国際社会を生きていくためにコミュニケーション能力、英語力をつけること。4つ目は、世界各地から日々発せられる大量の情報を正しく理解し、判断し、生活を豊かにする力をつけること。 1つ目、2つ目は概念的、知的な内容です。3つ目、4つ目は生きていくためのツール、方法、手段であります。 今議会に提出されましたGIGA教育推進の予算は、4つ目の大量情報化時代を生きていくため、一人一人の子どもに必要な技能(スキル)を身につける予算であります。言い換えますと、大量の情報を最新の情報機器を用いて効率よく処理して分析し、身の回りの課題を解決して生活を豊かにするツールを身につける予算であります。 この補正予算が提出され、中津川市GIGAスクール構想について改めて勉強してみました。 GIGAスクール構想の内容や目的は2つであります。 1番目に、小・中学校の校内通信ネットワーク、ICT環境を整備すること。児童・生徒1人1台タブレットを整備すること。2番目に、21世紀に生きる児童・生徒が、学習や学校生活の中でタブレットを使い、将来役に立つツールを身につけることであるということを理解しました。 3月議会の頃から議員の皆さんは、新型コロナ感染予防策として2か月間にわたる市民の自粛生活、学校の長期休業中で、市民の皆さんから聞いてほしい、市役所に伝えてほしいという声をたくさん聞いてみえました。議会として市民の声をまとめ、連休明けに執行部に伝えました。その中に、子どもの勉強が心配、子ども同士、子どもと教師のつながりが心配という要望がたくさんありました。ICTを活用したオンライン授業を市内全学校で実施してほしいということでした。 ICT学習を実施するためには、情報通信ネットワークの整備と、一人一人の子どもがタブレットを持つことが必要条件です。この事業に取り組めば、緊急時にオンライン授業が全市内で可能になるということです。ただ、家庭に通信ネットワークWi-Fi環境のない子どもへの配慮、対策が必要です。中津川市教育委員会でも、ぜひ対策を考えていただきたいということを思います。 中津川市GIGAスクール構想の実現には、ハードの整備後に学習における活用の3つのステップを進めていく計画であります。概要を紹介しますと、ステップ1、スキルをつかむ。すぐにでも、どの教科でも、誰でも生かせる1台端末。ステップ2、教科の学びを深める。各教科で活用し、教科の学びの本質に迫る。ステップ3、将来、社会生活の課題解決法、スキルとして獲得し、一人一人の夢の実現につなぐ。ICTを含む様々なツールを駆使して各教科の学びをつなぐ研究を進めるということであります。 本年度、ハード設備の間に、各学校の情報主任の先生に集まっていただき、この計画のロードマップ、3つのステップの内容についてしっかりと研修していただき、予想される課題も交流し、そして各学校に持ち帰り、自分の学校の子どもに合う計画、ロードマップを作成して取り組めば、子どもたちに新しいスキル・ツールを身につけさせることができると思います。緊急時にICTを用いたオンライン授業にも活用できます。また、災害時に避難場所に指定されている学校では、子どもの状況把握、地域の被害状況や避難情報発信にも活用できると期待できます。 教育委員会にお願いしたいことは、学校現場の考えや意見を聞き、小・中合わせて2億8,000万円という大きな予算が本当に生きて働く予算としていただきたいということを思います。 今回の事業の導入について、学校や教師の負担になるかという心配もあります。学校で教える内容について記載されているのが学習指導要領であります。その変遷から、情報教育の学校現場への導入について考えてみますと、平成になったおよそ30年前から始まっています。学習指導要領は、社会の変化に合わせて10年ごとに改訂されるものであります。 30年前の平成元年度改訂時の学習指導要領の中では、中学校の技術・家庭科の中に情報教育という内容が新設されました。必須の学習内容ではありません。選択の学習内容であります。2年後に情報教育の手引が作成され、初めて学校現場にパソコン指導法が配付され、中学校から順次パソコン教室が設置され、高等学校では情報に関する課が新設され、会社・職場が変化する中で大きな関心を集めました。 10年後の改訂の学習指導要領では、技術・家庭科の中の情報とコンピューターが必修化され、総合的な学習という新しい勉強法を身につける時間が新設され、パソコンを活用した授業、学習、解決学習が行われています。 平成20年度の改訂では、情報教育の一つに教育の情報化が大きく位置づけられています。情報教育におけるICTの活用、教師のICT指導力の向上、子どもが様々な問題に巻き込まれないように情報モラル教育の推進が盛り込まれています。 このように世界の動きに追われて、情報教育は学校現場に少しずつ導入されています。今回のGIGAスクールについては、学校や教師の中には実現する基礎は十分あるということを思います。 今回の新型コロナウイルス感染症に対しても様々な情報が発信され、発信される情報を広い視点から正しく理解、判断されれば、感染者や医療関係者、介護関係者のその他家族への心ない行動はなかったと思います。まだまだ情報教育が不十分だと思います。 私は教育現場、行政に勤めさせていただきました。その間、物事を判断する基準は、子どものためになるかならないかです。市役所、教育委員会、学校、教師は子どものためであると自分に言い聞かせて勤めてきました。今も変わっていません。 GIGA教育は、オンライン授業、テレワーク勤務やテレビ会議などの時代の変化に合わせた情報教育であります。中津川市GIGAスクール構想は、子どもが新しい情報革命時代を生き抜くツールを身につける大切な事業であります。子どものためになる事業ということを確信しています。 以上で賛成討論を終わります。ご賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 続いて、5番・黒田ところさん。  〔5番・黒田ところさん登壇〕 ◆5番(黒田ところさん) それでは、議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)補正についての賛成討論を行います。 今回の補正予算の中には、小学校・中学校の教育振興事業、総額で両方で約3億2,800万円という大きな予算が含まれています。しかし、このコロナ禍において、中津川市の未来につながる子どもたちの学びを保障するための大切な事業だと私は思っています。授業で使用するタブレットパソコン、モバイルルーターなどを購入する意味のある大事な予算だと思います。 以下、賛成の理由を述べさせていただきます。 1つ目に、5月11日に文科省がライブ配信した令和2年度補正予算概要説明「GIGAスクール構想の実現」を視聴しました。冒頭、文科省の審議官、矢野氏の話がありました。新型コロナ感染症対策で学校休校中の子どもたちへの対応は、学校や地域において差があると話していました。このことは、中津川市においても学校授業をオンラインで配信している学校、例えば加子母小学校のようなところもあれば、そうでないところもあるという状況の中、実感をしながら聞いていました。続きます。誰一人取り残すことなく最大限に子どもたちの学びを保障する、このことが最も重要であり基本である。ICTを使って双方向で子どもたちの学びを保障していくことは、有効なツールの一つである。GIGAスクール構想はICT活用の環境を整備することでもあると話していました。この点につきましては、学校休業期間中のオンライン双方向での授業の様子をテレビのニュースで見たとき、子どもたちがうれしそうに、学校が休みで友達に会えないけど、こうして顔を見て話せるし、先生の顔も見える。また、教師の側も子どもたちの顔が見えて安心とインタビューに答えていました。双方向のオンラインは大変有効だと感じたのを思い出しました。 さらに私が感じたコロナ禍だからこそ変化が一気に進むと思ったのは、現場の具体例として、今までなら教育現場は、学校で5%の子どもの家庭がインターネットに接続できない場合は、残りの95%の子どもが可能であっても諦めて取り組まなかった。しかし、これからは取り組んでやってみる、そこで5%の子を置き去りにするのではなく、この5%の子どもに対してどんな方法でできるかを全力で考えてやっていく、今までのように5%できないからではなく、5%をどういう形で取り組むかということを、発想を180度転換していく。このことについては、子どもの学びをどう保障するかを真面目に考えれば、必然とそういう発想になると話していた点でした。 矢野氏の後に同じくライブで説明された高谷課長の話はGIGAスクール構想の説明でしたが、納得もできました。高谷氏の話では、そもそも令和元年に始動させたGIGAスクール構想とは何ぞやということです。確かに経済的な支えの面も必要あったかもしれません。しかし、ここで高谷氏が示したのは、OECD・PISA2018年のICT活用調査の結果です。そこには、日本の子どもたちが学校外で平日デジタル機器をどのように使っているかの項目と時間数がありました。コンピューターを使って宿題や授業の準備や調べものをする、学校からのお知らせを見る、学びなどに使っているのは、OECDの平均では各項目約20%を超えているのに、日本では何とたったの3%でした。では、日本の子どもたちがデジタル機器を使っていないかというと、皆様ご存じのようにゲーム依存症が出るほど、チャットでは87.4%が、これはOECD平均では67.3%です。1人から多数のオンラインゲームでは29.6%から47.7%、OECDの平均では26.7%から28.9%。ニュースの閲覧は43.4%など、OECDの平均をはるかに超えていました。高谷氏はこのことから、日本の子どもたちは、ICTを学びに使っていない、学びに使わないものとなってしまっている。しかし、こういう状況にしたのは大人たちである。日本のICT活用はそういった意味では世界から遅れている。また、国内においても1人1台のところから8人以上で1台のところまである。この地域による差が学びの地域の格差につながってきている、大変危機感を持ったと話されました。 この示された図表によると、この時点で中津川市は5.4人から8人で1台となっていました。もちろん1人1台の道府県もかなりの数ありました。このままでは、中津川市は世界どころか国内でも遅れていってしまいます。それは、コロナ休業中の中津川市内の学校の取組の違いにも出ているのではないでしょうか。 今回のコロナ休業で、公立学校の学習指導等の取組状況、2020年4月16日12時時点での調査で、複数回答もありましたが、同時双方向オンライン指導を通じ、家庭学習に取り組んだのは5%、デジタル教科書・教材の活用で家庭学習が29%、テレビ放送を活用した家庭学習24%と数字がありました。中津川市はどうなっているのでしょうか。先ほどからあります加子母小学校が、市内では早くからオンライン授業に取り組んでいますが、ほかはこの数字と大差ないと思います。教育の場全てがデジタルではないことは重々承知です。人間性を育み、優しさを育み、そして将来の夢を持ち、たくましさを持つこと、これは最も教育の部分では大事ですが、だからといってこの調査の結果にあるように、中津川市にいるから遅れているということにはなってほしくありません。 高谷氏がコロナ禍で取組の方法を以下のようにまとめて話しています。 今は前代未聞、非常時、緊急時なのに、危機感のない方、自治体が多い。コロナ対策は必ず長丁場になる。3密回避は数か月、数年単位と言われている。その間、いかに子どもたちの学びを保障するのか。ICT・オンライン学習は学びの保障に大いに役立つ。それなのにやろうとしない、考えが止まっている自治体が多い。今何をすべきか。子ども本人のパソコンがなくても家庭のパソコン、家族のスマホ、タブレットなどで使えるものは何でも使って行う。できることから、できる人から、今は緊急時だから一律にやる必要はない。やらないのは、やろうとする取組から逃げていることで、それは子どもたちの学びの保障から考えると大きな間違いである。既存のルールにとらわれず臨機応変にやる、ここが危機管理である。ルールを守ること自体が最終目的ではない。何でも取り組んでみる。180度の発想の転換が必要。全くそのとおりだと思いました。5%の子どもができないからとか、教員に準備ができていないからなどと言ってちゅうちょしている場合ではないと思いました。 中津川市の教育委員会は、考えを止めることもなく、取組から逃げることもなく、中津川市の未来である子どもたちの学びを保障するために今回の補正予算を計上したのだと思います。これが2つ目の賛成理由です。そして、この賛成理由の前提としては、やはり従来中津川市が得意としていた子どもたちの優しさ、たくましさ、生きる力をつけること、それを前提とした上でのICT活用だと思っています。 そして、もう一つ賛成の理由があります。 この事業は、国の令和2年度補正予算を活用し、国が進めるGIGAスクール構想に基づき行うもので、賛否両論あるかもしれませんが、国からの補助金が大きく活用できるということは、財政状態が決して楽ではない中津川市にとって、大変環境を整えることのできるよい機会だと思っています。このような財政負担が少なくて済むことが2つ目の理由です。 以上2つが賛成の理由です。コロナ禍で、医療関係者の方や現場の整備、充実、発生を防ぐ対策等はもちろん重要です。しかし、だからといって未来ある子どもたちの学びを保障することを後回しにしていいわけではないはずです。それどころか、コロナ禍でも、いえ、だからこそ機会を捉えてしっかりと取り組んでいかなければなりません。中津川市、中津川市教育委員会は、その一歩を踏み出してくださったものだと考えています。 以上で、私はこの補正予算に賛成をします。皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 続いて、15番・田口文数君。  〔15番・田口文数君登壇〕 ◆15番(田口文数君) 議長に発言のお許しを頂きましたので、令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)補正について賛成討論をさせていただきます。 私で3人目となりますので、同じ文章、内容等が出てきますが、ご了承願いたいと思います。 GIGAスクール構想と、今回大事な子どもたちの教育振興事業に反対があり、とても悲しく残念な思いがいたしましたので、あえてGIGAスクール構想、ICT教育に賛成の立場から行わせていただきます。 GIGAスクール構想とは、Society5.0時代に生きる子どもたちの未来を見据え、児童・生徒向けの1人1台学習用端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する構想で、2019年12月13日に閣議決定され、2019年度補正予算案に2,318億円が盛り込まれました。 GIGAスクール構想のGIGAとは、通信速度で使うギガビットではなく、Globaland Innovation Gateway for Allの略で、誰一人取り残すことなく子どもたち一人一人に個別最適化され、創造性を育む教育、ICT環境の実現に向けた施策です。 当初、2020年度までに全国の小学校、中学校、高等学校で高速大容量の通信ネット整備、2023年までに全国の小学校・中学校で段階的に生徒・児童1人1台のPC端末を整備するスケジュールでしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休校が長引く状況を踏まえ、1人1台のPC端末整備について、2020年度に全学年で目指すことになりました。休校中にオンライン授業など動画、画像を見ての学習は、子どもたちの学習意欲を高め、学力向上につながる大きなツールとして必要となります。 しかし、昨年12月に経済協力開発機構OECDが発表した調査によりますと、日本の子どもが学習でICTを使う時間は、加盟国中で最下位でありました。一方で、SNS会員制交流サイトやゲームをする時間はトップでした。今の子供たちは、デジタルネーティブ世代ですが、遊びでしか使っていない。なぜなら学校が情報化していないからであります。学校で体系的な指導をしていないから、できる子はできるし、できない子はできないままであります。その結果、SNSなどにおいて情報モラル不足が問題になっております。 今、国際社会では、自分でICTを使って情報を収集し、自分なりの考えを明確にし、それを誰かに伝えてディスカッションするような能力が重要だとして教育を進めております。未来ある子どもたちが社会に出て、時代に乗り遅れないように、先端技術の効果的な活用を通じ、子どもの力を最大限引き出す学びを実現させてあげるのは大人であり、行政の支援であり、議会としての責務だと思っております。未来ある子どもたちが活躍できるよう、全会一致となるように議員の皆様のご賛同を心よりお願い申し上げまして、私の賛成討論を終わらせていただきます。 ○議長(岡崎隆彦君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより議第46号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第6号)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(岡崎隆彦君) 起立多数であります。よって、議第46号は委員長の報告のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― △日程第10  議第56号から日程第28  議第74号 ○議長(岡崎隆彦君) この際、日程第10、議第56号から日程第28、議第74号までの中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについての19議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第56号から議第74号までの中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてご説明申し上げます。 これは、現在の農業委員会委員の任期が令和2年7月19日に満了となるため、同委員を任命することについて議会の同意を求めるものであります。 任命予定者は、纐纈文雄さん、後藤展子さん、安江繁利さん、青山加賀夫さん、土屋厚子さん、梅本一郎さん、山田正義さん、原 文男さん、宮地浩二さん、原 弘克さん、荒井博之さん、氷室富久美さん、安江政和さん、今井睦美さん、原 弘道さん、渡邊修一郎さん、花田増美さん、志津伸子さん、吉村正美さんの19名でございます。 ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 議第56号から議第74号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第56号から議第74号までの19議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認めます。よって、議第56号から議第74号までの19議案については、委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 これより日程第10、議第56号から日程第28、議第74号までの中津川市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについての19議案を一括して採決いたします。 本案は、これに同意することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認めます。よって、議第56号から議第74号までの19議案は、これに同意することに決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第29  議第55号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第29、議第55号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第55号の補正予算についてご説明申し上げます。 この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策に関する事業、豪雨により被災した施設等を復旧するための事業を対象に編成いたしました。 補正予算の規模は、一般会計で7億4,768万9,000円でございます。 以下、主な内容をご説明いたします。 初めに新型コロナウイルス感染症対策に関する事業として、子育て世代の生活を支援するため、児童手当支給世帯等に対して、中津川市独自で児童1人当たり2万円の子育て世帯応援給付金を支給する経費2億5,784万8,000円、国の第2次補正予算により独り親世帯等に臨時特別給付金を支給する経費1億4,331万4,000円、国の第2次補正予算を活用し、学級担任の補助、3密を避けるなどの環境づくりを行うため、学習指導員の配置及びスクールサポートスタッフの追加配置を行う経費2,289万3,000円、市内産の木材を使用して内外装工事や外構工事を行った場合の補助金1,200万円、林業や製材業を活性化させるため、市内産の原木丸太を仕入れる製材所への補助金300万円、畜産農家が市場に出荷する際の搬送経費の補助金663万3,000円、小口融資預託金を増額するための経費7,000万円、市内の中小企業者が経営する店舗等施設において、不特定多数者が利用する部分等に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行った場合の補助金1億2,610万円、休校等により利用者の減少が続いた路線バスを今後も維持していくための補助金200万円、市内へ観光客を呼び込み、地域経済の活性化に結びつけるため、市外からの来訪者が宿泊、飲食、土産物等に使用できるクーポン券を発行する経費4,435万2,000円、観光や産業団体等から各地域や団体の特色を生かし、新しい生活様式を取り入れた観光振興事業と認められた事業を実施するための補助金2,000万円、屋外観光資源、アウトドア、自然ガイドプログラム等の磨き上げやPRを行う経費250万円、ウェブによる就職企業説明会を開催する経費280万円、国の第2次補正予算を活用し、オンラインで状況を確認しながら妊産婦等の相談を行うための経費60万6,000円、国の子ども・子育て支援交付金制度を活用し、新型コロナウイルス感染症対策として乳児家庭全戸訪問事業や養育支援訪問事業を実施する際の物品を購入したり、子育て支援センターや放課後児童クラブにマスク、アルコール消毒液、フェースシールド等を購入する経費1,450万円、情報配信手段として、市民安全情報ネットワークシステムにLINEを追加するとともに、お問合せが多い定型的な項目について24時間対応可能な自動応答システムを導入する経費294万3,000円を計上いたしました。 次に、6月13日から15日までの豪雨により、のり面崩壊や施設損壊等の被害が発生した農地・農業用施設、林道施設及び市道を復旧するための経費1,620万円を計上いたしました。 以上が歳出の主な内容ですが、これらの財源といたしまして、国庫支出金1億5,811万7,000円、県支出金2,560万5,000円、市債270万円、財源調整として繰越金5億6,126万7,000円を計上いたしました。 以上、補正予算についてご説明させていただきました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第55号は、予算決算委員会に付託いたします。 なお、予算決算委員会の諸君は休憩中に委員会を開催し、議第55号について審査を行い、その結果を報告願います。 委員会を開く場所を事務局長から発表させます。 ◎議会事務局長嶋崎雅浩君) それでは、予算決算委員会を本議場におきまして11時35分から開催いたしますのでよろしくお願いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) ただいまから暫時休憩いたします。  午前11時23分休憩 ――――――――――――――――――  午後 0時15分再開 ○議長(岡崎隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第29、議第55号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 休憩中に予算決算委員会が開かれております。 本案に関し、委員長の報告を求めます。予算決算委員長・粥川茂和君。  〔予算決算委員長・粥川茂和君登壇〕 ◆予算決算委員長(粥川茂和君) ただいま議題となりました日程第29、議第55号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第7号)について、予算決算委員会での審査結果についてご報告を申し上げます。 全会一致原案可決であります。 次に、補正額は7億4,768万9,000円の増額であります。 また、執行部からの説明及び審査の結果につきましては、議員全員の予算決算委員会でありますので、皆様ご周知のとおりでございます。 以上で報告を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第55号・令和2年度中津川市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第30  議第75号 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第30、議第75号・新型コロナウイルス対策に関する意見書についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。9番・柘植貴敏君。  〔9番・柘植貴敏君登壇〕 ◆9番(柘植貴敏君) 議第75号・新型コロナウイルス対策に関する意見書について。 意見書の朗読をもって提案説明に代えさせていただきます。 新型コロナウイルス対策に関する意見書。 新型コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」も全ての都道府県で解除されたが、再び拡大する兆候も見られ、依然として予断を許さない状況にあり、第2波・第3波に備えた対策が喫緊の課題である。 これまで学校の一斉休業やイベントの中止、外出の自粛や事業の休業等により、国民生活や雇用環境に多大な影響を及ぼしているため、地域経済が危機的状況に追い込まれ、国民の疲弊や不安が続いている状況下にある。 このような国難に対し国民と関係機関が一体となり、感染症の収束に向けて取り組むとともに、中・長期的な社会経済の姿を構想しつつ悪化する経済や疲弊する地域の再生に向け、必要な諸施策を迅速・的確・果敢に講じていくことが求められている。 よって、国においては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の着実な推進とともに、下記の事項を実現されるよう強く要望する。 記1.感染症拡大防止等について。 (1)新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報を、国民、地方自治体、医療機関、事業者等に対し、適切かつ迅速に提供すること。 (2)国民が冷静に行動できるよう、新型コロナウイルス感染予防及び受診・治療体制について周知徹底を図ること。 (3)感染拡大時に不足するマスクや消毒用アルコールなど感染防御に必要な物資の安定的な生産・供給体制を整えること。特に医療機関や介護施設における防護服やマスクの必要数を確保すること。 (4)感染者、医療従事者、日常生活に不可欠な業務に従事する者やその家族に対する偏見・差別を防止するため、感染症の特性について、国民に対する説明をはじめ必要な啓発を徹底すること。 (5)外出自粛等に伴い増加が懸念される虐待等について、相談窓口の周知及び充実を図ること。 (6)新型コロナウイルス感染症に係る無症状者や軽症者等の受入れ施設である宿泊療養施設を確保すること。 (7)海外からの渡航者、帰国者に対する空港等における水際での感染防止対策を確実に実施すること。 2.経済対策等について。 (1)今般の緊急経済対策の効果を見極めつつ、「地方創生臨時交付金」「緊急包括支援交付金」等の拡充を図るとともに、事業者に対する徹底した資金繰り対策を講じるなど、強力で柔軟な追加の経済対策を実行すること。 特に「地方創生臨時交付金」及び「緊急包括支援交付金」については、地方自治体が継続して感染拡大防止や地域経済・住民生活の支援、医療・介護体制の整備支援など地域の実情に応じてきめ細かな取組ができるよう増額を行うこと。 また、これら交付金等の手続の簡素化を図り、迅速に交付等をできるようにすること。 (2)今後の経済状況の進展を踏まえ、必要な場合には、雇用の受皿を確保する措置を含め、さらなる経済・雇用対策などを躊躇なく断行すること。 (3)地域経済への影響について、風評被害防止など積極的な対策を講じるとともに、地方自治体が行う各種対策に要する費用に対し十分な財政支援を講じること。 (4)新型コロナウイルス感染の収束期における経済活動の急激な活性化は望めないことから、引き続き、消費喚起のための対策への財政支援を講じること。 (5)コロナ禍の影響から廃業が懸念される小規模・零細事業者への事業継続に向けた支援を講じること。 3.医療提供体制等の強化について。 (1)医療崩壊を防止するため、重症者受入れ病床、軽症者受入れ病床また後方受入れ施設を確保し切れ目のない医療提供体制を整備し、医療機器の整備、医療物資の確保等に対する支援を強化すること。 (2)検査機関や医療機関におけるPCR・抗原検査機器・抗体検査機器の導入を支援するなど検査能力の一層の強化を図り、必要な検査が確実に受けられ、また、地域格差のない検査体制を確立すること。 (3)医療機関や介護施設の感染予防策を適切に実施できるよう、医療機関や介護施設の実情に合った財政措置を講じること。また、医療従事者や介護従事者について必要な人員が確保できるよう支援体制を強化すること。 (4)県の要請により新型コロナウイルス感染症用の病床を一定数確保した病院では、入院患者数は減少し、通常の手術や検査は延期され、収益が極端に落ち赤字経営に陥ってしまっている。第2波・第3波に備えた安定的な地域の医療体制を継続するためにも、減収補償制度を早急に確立し、医療体制を堅持すること。 (5)治療薬やワクチンの早期開発や海外からの輸入等も含め、検査・治療体制を早急に構築すること。 4.教育への支援について。 (1)学校の休業が長期化することにより教育課程の実施に支障が生じた場合の備えとなるGIGAスクール構想の早期実現に向けて、迅速かつ円滑な端末供給が図られるよう関係事業者へ要請を行うこと。また、端末価格が上昇した場合には、補助率(定額)の見直しを行うこと。 さらに、家庭でのオンライン学習環境の整備を推進するため、希望する全家庭にモバイルルーターを貸与するとともに、通信料について財政措置を講じること。 (2)「学校の新しい生活様式」として示された教室内における身体的距離の確保を実現するため、1教室当たりの人数を減らし、学級数を増やした場合の人的措置に係る必要な財政措置を講じること。 5.今後の対策等について。 (1)豪雨や台風などが頻発する季節を迎え、新型コロナウイルス感染と自然災害が同時に重なる事態を想定し、避難所における集団感染防止対策や必要な設備・備品の確保、救急医療を含む医療介護体制の整備など、地域の複合災害への対応に万全を期するため、明確な対処方針を早急に確立すること。 (2)未知の感染症が将来再び脅威となる事態を想定し、保健所・地方衛生研究所体制を予算・人員を含め抜本的に強化するため、地方自治体に対する財政措置を拡充すること。 また、今回の感染症蔓延を教訓に、集中治療室(ICU)や医療従事者の増強、医療に必要な医薬品原料・マスクや防護服・医療機材の国内調達体制の確立、遠隔診療の充実など医療提供体制全体を危機管理の視点から早期に再構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年6月29日。中津川市議会。 ○議長(岡崎隆彦君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第75号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認めます。よって、議第75号については委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 これより議第75号・新型コロナウイルス対策に関する意見書についてを採決いたします。 本案は、原案のとおり決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡崎隆彦君) ご異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。 ここで、市長から特に発言を求められておりますので、これを許可します。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) それでは、ただいま議長から発言のお許しを頂きましたので、6月定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 まずもって、議員の皆様には新型コロナウイルスに関する予防対策や特別定額給付金対応、生活支援対策や経済対策など、職員が緊急を要する業務の対応としているこの状況、また環境に考慮いただきまして、本定例会の一般質問におきましては質問時間など格別のご配慮を頂きました。ご配慮いただきました議員の皆様の思いは、情報の共有や連携の大切さの意義として職員にもしっかりと伝わっております。心より感謝を申し上げますとともに、これからも新型コロナウイルスに関する対策を講じていかなければならない状況下であり、引き続きご協力賜りますことをお願い申し上げるところでございます。 さて、本会議では、提案をいたしました議案につきまして慎重にご審議の上、いずれも原案どおり可決頂きました。 また、議会の皆様にご承認を頂き、3月以降9回にわたる対策予算を組むことで、各支援対策を実行することができました。ありがとうございました。 そして一般質問では、長期化しております新型コロナウイルスに関する予防対策や各支援対策に関連した質問を多く頂きました。頂きました貴重なご意見は、今後の感染予防対策、生活支援対策、経済対策においてしっかりと反映をさせていただく所存でございます。 現在のところ、当市におきましては新型コロナウイルス感染患者は確認されておりません。このことは、これまで医療の最前線、また福祉の現場で徹底した管理をしていただきました関係者の皆様に感謝を申し上げるところでございます。 また、多くの規制がある自粛生活や休業要請など、感染拡大の予防にご理解とご協力を頂きました市民の皆様、事業者の皆様に深く感謝を申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症は蔓延期から収束期に向かっておりますが、安全宣言がなされたわけではございません。これからはコロナとともにある社会であることを、私どもがしっかりと認識をした上で生活をしていかなければなりません。また、回復期を迎えるに当たっては、経済活性化対策のウエートも高くなってまいります。商工会議所、商工会、各種団体のご意見も頂いており、時期を見極めた中で有効かつ適切な対応を取ってまいります。 さて、新型コロナウイルスに関する予防対策、市民の生活対策を第一として、同時に中津川市総合計画の将来都市像である「かがやく人々 やすらげる自然 活気あふれる中津川」の実現にさらに継続的に発展のできるまちづくりを進めていかなければなりません。新型コロナウイルスに関する予防対策と同様、リニアを活用したまちづくり、安全・安心のまちづくり、時代を担う人づくりに関する施策を市が一体となって取り組んでまいります。 先ほど議第75号で新型コロナウイルス対策に関する意見書の可決を頂きました。このことは、私市長としてこれからの私の活動に際しましてもしっかりとこの内容に沿った中で活動をさせていただくことをお約束させていただくものでございます。 終わりになりますが、議員の皆様におかれましては今後とも一層のお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、令和2年6月定例会閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 これをもって、令和2年第3回中津川市議会定例会を閉会いたします。どうもご苦労さまでございました。  午後0時37分閉会 ――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   岡崎隆彦         署名議員 黒田ところ         同    森 益基...